暗くなってきたので、上関寺踏切付近での撮影はあきらめ、上栄町駅一本に絞ることにしました。
上栄町駅にも臨時ダイヤが貼り出されました。全て四宮からの出庫のようで、この時点で錦織からの出庫は無い模様。

そして、良いポジションには、かなり前から関西テレビの報道カメラマンの姿が。
関テレさんにことわりを入れてから、その横で撮影させてもらうことにしました。(いつもは鉄ちゃんが確保している場所に報道カメラが割り込んでくるのですが、今度は先に報道カメラが居るという、珍しい光景(^^;)

さらに、近所の方も集まってきました。年配の方も、「大津でこのような災害が起きるとは思ってなかったし、もちろん今までに経験したことも無い」、とのことでした。認識は私と同じで、大津の中心部は氾濫で大規模な被害を与えるような河川が無く、山と湖の間が短いので「川の合流」といった氾濫の原因となる場所が無い、さらにもし小さな川が氾濫しても、湖までゆるい傾斜が続いているので氾濫が広範囲に広がらない、などでした。
そうこうしているうちに、17:27頃、若干遅れて四宮から浜大津行きがやってきました。
え!?

表示は「臨時」で、「御陵−浜大津」の方向板を掲示、なのです。

理由は定かではありませんが、臨時ダイヤで運転システムの設定が間に合わない(とうよりも、変更になるかもしれないので設定していない)ため、全列車を「臨時」で出したものと思われます。方向板が白地なのは、やはり区間運転だからでしょうか。(依然、部品即売会で発売された「浜大津−京都市役所前」の方向板は黄色地でしたし、以前の石坂線も全線通しは黄色地、坂本−浜大津の区間運転も白地でしたしね)
先程の関テレのカメラマンは、上栄町発車の映像を撮ったあと、カメラと三脚を抱えて上栄町駅裏の急坂をダッシュ!。山の上にて映像を本社に電送するそうで。
→なんと17:50からのニュースにこの映像を使用。(あらかじめこの映像を入れるだけの場所を空けて原稿が準備されていたそうで)
関テレの関西のニュース (10/1にはリンクが消えそうです。あしからず)
で、その折り返しの御陵行1番電車も、同じく「臨時」表示+方向板。

もう一枚、上栄町の浜大津寄り、定番の撮影地にて。
この日は全列車で「臨時」+方向板でした。

で、真っ暗になったので、浜大津から御陵行に乗車。
案内表示は時刻こそ無いものの、「普通 御陵」になっていて、女声の案内放送も入っていました(ただし、三条京阪・二条・醍醐方面は乗り換え、になっていたので、かなり古いバージョンかと)

乗務員は全列車、前に2人乗務(ときどき最後尾にも1人追加の3人乗務)で、車内放送は全て手動。どうやら、運転席のモニタも真っ暗の様子でした。当然、車内の表示機も真っ暗。花火臨の御陵行は御陵行で表示されるらしいので、この列車の「臨時」ぶりがうかがえます。

列車は、特に問題なく走行し、御陵の2番線に到着(ここまではいつも通り)。
ただし、この日は、このまま浜大津行として折り返します。花火臨の時は御陵行は必ず回送で折り返ししていたので、コレは貴重。
駅の表示や案内はこんな感じ。


で、2番線始発の浜大津行も乗りましたが…、前面の幕が下ろされていたので、さっぱり判らず。
それでも、肝心の(^^;、地上上がってすぐのところにある渡り線の乗車は体験することが出来ました。
ということで、山科の薬大前にてラーメンを食べ、帰宅したのでした。
最期に一枚。山科駅前にて。

なお、京津線は、9/30より通常ダイヤで運転されています。
以上、ご覧いただき、ありがとうございました。