ふたたび韓国ネタ(今回で韓国ネタは最終回)。
昨年開業した湖南高速鉄道と浦項までの高速鉄道連結線を「乗りつぶし」してきました。
その際、韓国高速鉄道の3種の車両に乗ってきましたので報告します。
1)KTX-T
開業時からの車両。昔はKTXだったのですけど、区分のために-Tがついた。基本構造はフランスTGVそのまんまらしい。(私はフランスTGVを知らないので…)
車内は集団見合い式にクロスシートが配置されていて、座席の向きは変えることができない。
また、シートピッチは狭く、「大手航空会社のエコノミークラス」並み。(あくまで私の感覚)
フランス人はよくこんなシートで耐えているなと思ったり。
逆向きの席に指定されたときは若干(1000ウォンでしたっけ)安くなるらしいのですけど、このシートに逆向きはつらいな、と。
一部の編成で、座席の向きを変えることができるように改造された(シートピッチを広げた)編成が居ると聞いたことがあるのですけど、本当でしょうか?私が乗った編成はオリジナルでしたけど…。
両端が機関車で客車は18両。加速は日本の新幹線に比べて悪いけど、走行音は静か。
2)KTX-サンチョン(山川)
2010年に増備された車両。両端が機関車で客車は8両。2編成併結で途中で分割したりという運用もある。
フランス製またはノックダウンの韓国製なKTX-Iと違い韓国で設計されたため、座席は向きを変えることができて、若干、シートピッチは広い。しかし、リクライニングの際座面が前に出るという構造は相変わらず。(昔の簡易リクライニングシートがこんな感じでしたね)
KTX-Iに比べ、若干、加速がいい、気がするだけ。以前乗ったときは300km/h巡航時に細かい揺れがあったのですが、先日は解消されていました。車両の癖だったのでしょうか。
3)KTX-サンチョン・ダリアン
最近(2015年から?)増備されている車両。外見は色が違うだけで、大した違いは見いだせず…、と思っていたのですけど、内装は大きく変わっていました。シートピッチはさらに広くなり、座席はふつう通りリクライニングするようになりました。内装全体的に、日本の新幹線に近い感じ。(といっても日本の新幹線よりシートピッチは狭そうですが) これなら3時間乗っていてもそれほど疲れなさそうです。
時刻表や予約サイトではKTX-サンチョンと区別なく扱われているので、どちらが来るかは判りません。
最後に浦項駅で撮影した1枚。
高速鉄道と在来線がとなりに止まっているのが韓国の高速鉄道の特徴だと思うのです。
2016年06月09日
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